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朗読入門講座
江戸川区は図書館が充実していて、基本は20時までやってます。
場所によっては21:30まで。実家の方じゃありえねぇ。
んで、その図書館ではイベント(全て無料)も結構やってて、それのひとつに行ってきました。

「聴くだけで上達! とっておき朗読入門講座」 講師:松丸春生

朗読はやった事はないのですが、芝居の参考になるかな〜っと思って。
講師の方は「どこでも朗読館」というグループで全国で朗読をしている方のようです。
ロマンスグレーで、なかなかのダンディズムな方でした。モテそう。

技術的な講座かと思っていたのですが、「朗読とは?」というところから入って、朗読するにあたっての心構えをいろいろ教えてくれる講座でした。
内容はすごく深くてちょっと感動。

・朗読とは、「読み手」、「聞き手」、「作品」のかけ算である(花山じゃナイヨ。)。つまり、読み手が未熟であっても作品のセレクトでカバーできる。
・朗読するときに一番大事なのはイメージをかためる事。極端に言えば、事前に10回だけ読むとしたら、8回は黙読でイメージを固め、音読は2回でいい。
・本の中の登場人物に「なれるわけがない」ので、その登場人物の思いを汲んで、自分から湧いてきたコトバで読む。

最後に質問コーナーがあったので、こんな質問をしてみました。
「イメージが出来ても、どうしても技術的に自分ではできないとき、技術的に自分でできる範囲の読み方をした方がいいのか?それともあくまでイメージを追った方がいいのか?どっちを選択したらいいですか?」

「イメージの方を追ってください。あとは聞き手を信じてください。」(即答)

芝居で言ったら観客を信じろって事ですね。この考え方は新鮮。
まいりました。
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Project BUNGAKU太宰治
結構本は読む方だと自負しているのですが、太宰治は「暗そう」とか「読後に落ちそう」とか勝手な印象があって読んでないです。そんなワタクシですが、芝居だし、20分づつの短編だという事なので観に行ってきました。

「Project BUNGAKU太宰治」 於 八幡山ワーサルシアター

4つの劇団が集まって、それぞれ20分くらいの長さ、太宰治の作品を一気にやるという企画でした。しかも劇後に毎回違うゲストで座談会付き。
ゲストが結構いろいろ読んでて、猪瀬直樹、永井愛、三田佳子とか蒼井そら、辛酸なめ子、杉作J太郎とか。

とにかく詰め込んだ企画です。ゲストに見境がない感じがしますが。。。
なので、内容はあまり期待していなかったのですが、とにかく良かった!

120分で終劇後の座談会までおさめるスケジュールなので、一本一本の間に舞台装置を大幅に変える事ができないため、ほぼ共通の舞台装置でやったんですが、とにかくキレイ!もちろん芝居もよく出来ているし、20分それぞれで集中できました。
というか、一本目がキレイすぎでスゴイ集中して観たので緊張してしまいました。

役者さんもたくさんいて、二人くらい好きになれそうな役者さんに出会えました。芝居の順番も太宰の作品発表順にやってくれたので、足跡をたどる事ができ、かなりお得。

公演後の座談会は猪瀬直樹でした。作家らしく太宰のいろんな話が聞けたので面白かったです。
これで3200円。6000円で良いんじゃね?

10月10日(日)までやってるので是非〜。


ちなみに終演後に猪瀬直樹さんが普通に喫煙所にいたので、声をかけて名刺交換しちゃいました。
自分が出演する芝居の本番より緊張した〜。
てか、SPとかつけてないんだな、アノ人。
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もしも、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」をおっさんが読んだら、ビジネス書が読みたくなりました。
今週のスペリオールの西原画力対決は、板垣恵介先生。超面白いので是非。


今回は
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 岩崎夏海 著
です。

野球部のマネージャーになった主人公のみなみが、「マネージャー」の意味を調べる事からはじめて、野球部をマネジメントして甲子園を目指す、という話。
この主人公は結構淡々と行動していて、いわゆるツンツン娘です。マネージャーはもう二人いて、ひとりは無口、もうひとりは巨乳かは書かれていませんが、ほんわか系です。

ハルヒっぽい。


設定はちょっとアレで、表紙はコレ↑ですが、経営・社会学者のドラッカーの思想を親しみやすく解説した本で、すらすら読めます。経営・社会学と聞くと引いてしまうけど、「俺、ビジネス書とか読まないと駄目かなぁ」とか思っている若手ビジネスマンがとりあえず読むにはいいかと思います。

著者は秋元康のお弟子さんで、なんでも登場人物はAKBのメンバーがモデルだそうですよ。そんなこんなでかなり売れてる本。サッと読めるのでオススメです。
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声優口演ライブ in したコメ2010
先日行ってきた台東区主催の演劇祭のオリコミチラシに、同じく台東区主催の「第3回したまちコメディ映画際in台東」というのがありました。
へー、いろいろやってんな台東区、と思いながら演目を見ていくと、「声優口演ライブ 」というのがあり、出演者の中に山寺宏一サンの名前が。
内容も無声映画にライブで声をアテるらしく、面白そうなので行ってきました。


↑場所は不忍池水上音楽堂というトコロ、上野公演内の野外劇場。
舞台の中央のスクリーンに映画が映され、下手から舞台上で声をアテていました。

山寺サン以外にも中尾隆聖サマ(ばいきんまん、フリーザ)、関智一サン(スネオ)、そして、司会に羽佐間道夫サマ(シルヴェスター・スタローン)と超豪華メンバー。

まずは、小手調べというカンジで1分半くらいの無声映画(なんと1898年作)に4人でそれぞれ声をアテました。四人ともイロイロ味を出しててさすがでした。

次に中尾さんと関さんで「ローレル&ハーディ」のコメディ映画を2本やりました。
勉強不足で知らなかったのですが、「ローレル&ハーディ」というのは、無声映画で活躍していたコメディコンビで、実に104本の映画に出演していたそうです。

登場人物のメインはローレルとハーディ二人なのですが、他にもたくさん人が登場しており、それを全て中尾さんと関さん二人で演じていました。しかも「ローレル&ハーディ」は基本ドタバタの作品らしく、超大変そうでした。

次にチャップリンの「犬の生活」という30分くらいの作品を山寺さん一人で演じました。これも登場人物はチャップリン以外に何人もいます。
演じ分けはすごいし、何より面白い。サービスなのか現場でもそうなのか、舞台上で声アテながら身振り手振りを入れての熱演でした。

一流の声優のアテレコを生で観れる、貴重な体験でした。面白かったし。
それと、無声映画のクオリティの高さに感動しました。
チャップリンもそうですが、冒頭の短編にしろ、「ローレル&ハーディ」も映画作品として、十分面白かったです。DVDとか観たくなりました。

これで2000円・・・。5000円出してもOK。
本当に貴重な一日でした。
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バンドネオン
たぶん会社の帰りだったと思います。
南武線はすいてるので大体座れます。ふと前を見ると不思議な楽器を持つおじさん。
言葉で説明できない形状だったので、誰かに聞く事もできず。目の前で写メを取る勇気も出ず。
とにかく男子が好きそうな複雑なカッコいい楽器だったんだよな〜。

昨日TVで見ていたら、偶然その楽器が。


↑ようやく再会。かっこよくね?

ジャバラで空気を出し入れして、ボタンで音を出すみたいです。ひらたく言えばアコーディオンの一種。

TVではハタチのバンドネオン奏者が紹介されていました。10歳から始めて既にトッププロ。
ハタチなのに受け答えも大人だし、演奏する姿はやはりサマになります。
なんかゴルフの石川遼クンみたいなカンジ。

小さい頃に「その道」に出会っていた子ってオトナになるのが早いですね。
ちょっと羨ましい。嫉妬します。
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風が強く吹いている
「走るの好きか?」
激しい情熱を秘めてどこまでも黒い目が、純粋な光を宿してまっすぐに問い返してくる。
あんたはどうなんだ。そんな質問に答えられるのか、と。

「風が強く吹いている」 三浦しおん 著



CDドラマ化、漫画化、映画化とされているので面白そうと思っていたんですが、ようやく読みました。全508ページ。面白かった。
大学生が箱根駅伝を目指す物語です。スパルタな男臭い世界を想像していたのですが、全然違いました。漫画的でスイスイ読めます。

「俺たちみんなで頂点を目指そう。」
ある日、4年の灰二(ハイジ)がボロアパートの住人を集めて宣言します。
アパートの住人は陸上に関してほとんど素人です。
くじけそうになる住人達をハイジはあの手この手で練習させます。

1年生の走(カケル)は高校では有名ランナーだったのですが、トラブルを起こして陸上から遠のいていました。
ハイジにのせられ、他の住人達と一緒に箱根を目指す事になります。当然、自分と他の住人との力量差に困惑し、他の住人とぶつかり合いになります。

「彼らの真摯な走りを、なぜ否定する!きみよりタイムが遅いからか。君の価値基準はスピードだけなのか。」
ハイジはカケルに再び問います。
「長距離選手に対する、一番の褒め言葉がなにかわかるか」
「速い、ですか?」
「いいや、『強い』だよ」

箱根駅伝には10人ランナーが必要なので、ハイジ、カケル以外にも個性的な8人の住人がいます。それぞれ魅力的にえがかれていて、やりとりも面白いです。
全てがおわったあと・・・


ハイジは笑った。心の底からうれしそうに。そして、全員の顔を眺めわたして言った。
「頂点がみえたかい?」


マラソンとか駅伝って、陸上に詳しくない人がTVで観たら、知らん人が走っているだけじゃないですか。
でも、気付いたらずっとTVを観ている、って事ありません?なんかこの本読んだら、そのなぞがとけました。


送られた映像は、やや乱れながらもカケルの力走を伝える。ぶれも歪みもない、完璧なフォーム。そこから繰り出される強さと速さが、「走りとはこういうものだ」と見るものに告げている。
「うつくしいな」とハイジはつぶやく。
「こんな走りを見せられたらいやになりますよ」
隣に立つ後輩はやるせなく笑った。
その気持ちは、ハイジにもよくわかる。完全なる美と力をまえにして、できることは無に等しい。見つめ、求められずにはいられない。
「努力で全てがなんとかなると思うのは、傲慢だということだな」
励ますようにハイジは言った。自分自身に言いきかせる言葉でもあった。
「陸上はそれほど甘くない。だが、目指すべき場所はひとつじゃないさ」
物理的に同じ道を走っても、たどりつく場所はそれぞれちがう。どこかにある自分のためのゴール地点を、探して走る。考え、迷い、まちがえてはやり直す。
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粋で鯔背で、すごい馬鹿
挑発とかしてません。
そういうタイトルの芝居を観てきました。
「散歩道楽プロデュース 太田組」という団体。

場所は浅草の「木馬亭」というところ。
普段はいわゆる大衆演劇をやっている場所なのかな?
会場内飲み食いOKでした。携帯は駄目だけど。
↓旗が全て逆なのはご愛嬌。一人で行ったから裏返して撮れなかった。


舞台は、大衆演劇の旅一座。
座長が病院から帰ってきて一座の面々を集めます。
「俺は引退する。次の公演は新しい座長のお披露目公演とする。」
その一言を単に発した一座の面々の悲喜交々をえがくドタバタ劇。
みたいな感じでした。

観に行ったのは好きな役者さんからいたからで、内容はあまり期待してなかったのですが、良い方に裏切られました。
良くあるコメディーをいいバランスでやっていたし、役者さんもそれぞれ良い。

一番印象に残ったのは、座長役の方。御歳69歳!
軽妙な台詞、重い一言。
ゾクっとしました。ただただ敬服。

調べたら青年座の方だそうです。
こういう芝居ができるおじいさんになりたいものです。
遠いな〜

8/29までやっているそうです。是非。


ちなみに今、台東区で「したまち演劇祭」というのを開催していて、区内で芝居の公演とかワークショップとかをやっています。この公演はそのひとつ。
他に落語ワークショップとかやっていて、面白そうです。
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数学ガール
今回紹介するのは
「数学ガール」 (原作)結城浩(作画)日坂水柯
です。

HPで公開していた(?)話が本で出版され、それが漫画化されたみたいです。
漫画を先に読んでしまったのでそれの紹介。



高校二年の「僕」、才女「ミルカさん」、「僕」の後輩の「テトラちゃん」の三人の高校生が数学にチャレンジする話です。漫画の中に平気で数式がバンバン出てきます。

シーンは主に図書館での会話です。数式の羅列のシーンとかあります。
でも、面白い!

数式といえば、ひたすら暗記、というイメージですが、そもそもは自然界の法則を表すために作られたモノ。
それをいろんな角度から考える事で、「数式ってなんて美しいモノなんだ!」という事を再認識させてくれます。
なんか名前もカッコいいし。「フィボナッチ数列」、「ゲーデルの不完全性定理」とか。

まぁ、内容半分も理解できなかったですけど。

中学生くらいで数学挫折した人もぜひチャレンジしてください。勉強し直したくなるかもしれません。
ミルカさんは眼鏡っ娘だし、テトラちゃんはドジっ娘だから入りやすいですよ。

高校生のときくらいにこの漫画よんでたらなぁ、と思ってしまった作品。
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監督
今回紹介する本は
「監督」 海老沢泰久 著
です。

実に潔い題名。
古本屋で、題名と本の表紙だけで買ってしまいました。



ダグアウトの戦うおっさんの背中はなぜかカッコいい。。。

ストーリーは、万年最下位のプロ野球球団エンゼルスの監督に就任した広岡が、球団を建て直し優勝を目指しペナントレースを戦う、というものです。

少し野球を知っている人ならわかると思いますが、あの「広岡達郎」です。でも、この本はあくまでフィクションとして書かれています。舞台は1970〜80年代でしょうか?

サクセスストーリーが軽妙な文章で描かれているので、野球がわからない人でも、スッと読める作品だと思います。古いプロ野球を知っている人も、キャラのあの選手は当時のコイツだろう、とかを深読みできそうです。

難点は文章が古い事。それが大丈夫な人ならハマると思います。
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TUGUMI
さて、今回は好きな本を紹介したいと思います。

大学のときから結構本読んでたんで、ブログのネタにするくらいは好きな本があるんですよね〜。
なにせ大学までの通学時間が1時間40分だったので、電車で良く本を読んでました。
今でも家で読むより電車内で読んでいるのがほとんどです。


今回紹介するのは
「TUGUMI」 吉本ばなな 著
です。今は「よしもとばなな」にペンネームが変わっています。


1990年に映画化もされています。牧瀬里穂主演で。かわいい。
でも、映画を観るより本を読むのをオススメします。

この本を読んだキッカケは、この本の文章が大学受験のセンター試験の国語の問題に出た事。
受験勉強で過去問をやってたときは、昔の作家さんの作品から国語の問題が出ていたので、「こんな最近の作品からもセンター試験に出るんだ〜」って試験中に思いました。
試験が終わったあとでも妙にその印象が頭に残っていて。

全文を読んだら面白くて、この作者の他の作品も読んでみて、どんどんハマっていって本屋(古本屋)に通いだして、他の作者の本も読むようになって…

なので、この本は僕が本を読むようになったキッカケを与えてくれた本です。

「つぐみ」の周辺で起こるちょっとした出来事がやさしく書いてあります。
読後の印象は悪くないし、さらりと読めるので試してみてください。


ではまた〜。
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